今回は長時間で質の高い動画を提供してくれるBilliard Club TVより、「ワールドプールマスターズ2006」の動画を集めてみました。
マスターズといえば、先日2010の日本予選が行われ、栗林達プロと羅立文プロが見事日本代表に選ばれましたね。
5月に行われるワールドプールマスターズ2010本選では今までとフォーマットを大きく変え、32名の招待選手と32名の予選通過選手の64ドローで行うことになっています。
2006年当時は招待選手のみの16名による9ボール、8先交互ブレイク、シングルトーナメントです。
そちらの結果が以下のトーナメントです。
試合形式:9ボール 交互ブレイク 8先
準優勝: アレックス・パグラヤン
ベスト4: 呉珈慶、ラジ・フンダルラジ・フンダル 8 8 1 3 竹中寛 ロドニー・モリス ニールス・フェイエン 8 ニック・ヴァンデンバーグ 7 フィルモス・フォルデス スティーブ・デイビス 8 アレックス・パグラヤン 8 イムラン・マジド 8 2 アレックス・レリー ラルフ・スーケー エフレン・レイズ 7 トーマス・エンゲルト 3 4 トニー・ドラゴ ロニー・オサリバン 8 呉珈慶 8
うれしいことに、この大会の全15試合がほぼ完全に収録されています。
ありがとうBilliard Club TV!!
まずはベスト16第一試合
竹中寛vs ラジ・フンダル
当時JBCで現在はJPBA所属のサムライ竹中Pは、初戦で2005年ワールドプールマスターズ優勝のイギリス、ラジ・フンダルとの対戦です。
http://www.youtube.com/watch?v=aBIx5cTt0vk
非常に残念なことに、唯一の日本からの参戦だというのに、この対戦のみ途中までしか動画がありません・・・。
さらに残念なことに、竹中プロは5-8で敗れてしまいました。
続きはこちら(途中までですが)
http://www.youtube.com/watch?v=_56_ynjo66A
ここから後の試合はすべて一つの動画で収録されています。
1回戦第2試合
ロドニー・モリスvs ニールス・フェイエン
まさに大型対決です。
この試合は地元オランダの声援を受けたフェイエンが8-3でモリスを退けました。
http://www.youtube.com/watch?v=w-lUyzMWzU4
1回戦第3試合
ニック・ヴァンデンバーグ vs フィルモス・フォルデス
2005年8ボール世界選手権準優勝のヴァンデンバーグと、2003世界ジュニアチャンピオンのハンガリー、フィルモス・フォルデスの対戦です。
一進一退の攻防で5-5となり、そこからフォルデスが二つとって7-5のリーチをかけます。
しかし地元の声援を受けたヴァンデンバーグもフォルデスのミスから一つ返して、マスワリを決め、7-7のヒルヒルに。
交代ブレイクのため、最後のブレイクはフォルデス。
プレッシャーのかかる場面で、それを感じさせない見事なマスワリでフォルデスが勝利を収めました。
ミスも少なく、テンポもよく、オススメです。
http://www.youtube.com/watch?v=qcYuVP8tirk
1回戦第4試合スティーブ・デイビス vs アレックス・パグラヤン
パグラヤンが終始のびのびとプレーし、8-4で勝利。
デイビスはちょっとおかしくなっていましたね。
http://www.youtube.com/watch?v=nOes05v8HEY
1回戦第5試合
イムラン・マジド vs アレックス・レリー
お互い日本ではなじみが薄く、ちょっと地味な対戦ですね。
イギリス、マジドが、地元レリーを8-3で破っています。
http://www.youtube.com/watch?v=mThuwd5RlII
1回戦第6試合
ラルフ・スーケーvs エフレン・レイズ
これぞマスターズ。
ここまで4回マスターズを優勝しているスーケーと、神様レイズの対戦です。
途中エフレンの9ミスなどもあり、6-2とスーケーがリードしますが、ここからレイズが二つのマスワリにスーケーのまさかの9ミスなども含めて6-6に追いつきます。
そして7-7のヒルヒルとなり、ブレイクはスーケー。
しびれながらもここをきっちりとマスワリで締め、スーケーが勝利を収めました。
お互い信じられないようなミスもありますが、緊張感たっぷりの好ゲームです。
http://www.youtube.com/watch?v=X2HXlOPziWM
1回戦第7試合
トーマス・エンゲルト vs トニー・ドラゴ
マスターズ2004年チャンピオンのエンゲルトと、2003年チャンピオンのドラゴの対決です。
壊し屋ドラゴが8-3でエンゲルトを圧倒しました。
なによりドラゴの撞く速さは必見です。
http://www.youtube.com/watch?v=3T2QUV2YzdY
1回戦第8試合
ロニー・オサリバン vs 呉珈慶
スヌーカーのスーパースター、オサリバンと、2005年世界選手権覇者の天才、呉の対戦です。
オサリバンの中盤のブレイクスクラッチ2発が響き、8-5で呉が勝利しました。
終盤追い詰められた展開の中で、自分のブレイク時にはしっかりとマスワリを決めるオサリバンは流石です。
ただ、ミスらしいミスが序盤の1発だけだった呉の試合運びがそれ以上に見事でした。
http://www.youtube.com/watch?v=W2Ye61WiLMk
ベスト8以降は次のページに続きます・・・・・
ベスト8第1試合
ラジ・フンダル vs ニールス・フェイエン
ディフェンデイングチャンピオン、フンダルがヒルヒルでフェイエンを破っています。
序盤はフェイエンが終始リードする形で試合を進め、7-4でリーチをかけましたが、そこで痛恨のスクラッチ。
結局その後ヒルヒルに追いつかれ、最後はフンダルのブレイクエースで決着しました。
http://www.youtube.com/watch?v=9EdXPwxM4fM
ベスト8第2試合
フィルモス・フォルデス vs アレックス・パグラヤン
1回戦ではすばらしい試合をしたフォルデスですが、この試合では終始パグラヤンの上手さと強さが際立っていました。
パグラヤンが8-5で勝利しています。
http://www.youtube.com/watch?v=cpxNHADn3Vc
ベスト8第3試合
イムラン・マジド vs ラルフ・スーケー
皇帝スーケーがそつなく点数を重ね、8-2でマジドを降しました。
スーケーの確認を怠ることなく、どっしりとプレーするスタイルは交互ブレイクに合っているのかもしれません。
http://www.youtube.com/watch?v=m9kgpvFKBGM
ベスト8第4試合
トニー・ドラゴ vs 呉珈慶
呉が8-5でドラゴを破っています。
5-5まで競ったんですが、そこから呉が3連取で勝負を決めました。
呉は本当に強いですね。
壊し屋ドラゴも呉を壊すことができませんでした。
http://www.youtube.com/watch?v=bB1i3lu3RI8
ここからベスト4に入ります。
ベスト4第1試合
ラジ・フンダル vs アレックス・パグラヤン
はじめのパグラヤンのブレイクゲームをフンダルが取って1-0としますが、そこからパグラヤンが8連取して8-1で勝利しました。
ある意味勝負を分けたといえる2ゲーム目のセーフティ合戦は非常に見ごたえがあります。(12:30頃~)
http://www.youtube.com/watch?v=XP-1Em6oRD4
ベスト4第2試合
ラルフ・スーケーvs 呉珈慶
4-4まで競った展開でしたが、そこからスーケーが4連取し、8-4で勝利しました。
呉は4-4の8をミスしたのが痛かったですね。
全体的にセーフティ合戦でスーケーの上手さが光った試合でした。
http://www.youtube.com/watch?v=4b9IZaIcdn4
決勝戦
アレックス・パグラヤンvs ラルフ・スーケー
決勝戦にふさわしい緊迫した対戦でしたが、3-3からスーケーの5連取で決着しました。
結局スーケーは初戦でエフレンにヒルヒルで勝利した後は、8-2、8-4、8-3と終始危なげない試合運びで優勝までたどり着きました。
この優勝でスーケーはマスターズ5勝目。今後なかなか抜かれることのなさそうな記録ですね。
パグラヤンもこの後2008年に念願のマスターズ優勝を果たしています。
http://www.youtube.com/watch?v=h7levfplH34
さて、いかがでしたでしょうか?
ここまでの動画のトータル時間が11時間以上!
最後にもう一度
ありがとう Billiard Club TV!!!!!!